奈良県香芝市 居宅介護支援 ライフステーション

ケア項目 (排泄)

ケア項目 (排泄)

【尿・便失禁】

  • 排尿間隔や排尿回数を確かめ、どういう時に失禁しているか調べる
  • 尿意の有無やどの程度の尿量を漏らしているか調べる
  • トイレまでの距離を近くする
  • トイレへの誘導を早めに試みる
  • トイレまでの表示や道順がわかりやすくなるように工夫し、途中に障害物がある場合は取り除く
  • ベッドわきへのポータブルトイレ設置を検討する
  • 尿器の使用、安楽尿器の設置を検討する
  • 別のきっかけをつくって着替えてもらうなど、要援助者の羞恥心やプライドに配慮する
  • 飲水量との関連を知る
  • 要援助者にとって着脱しやすい衣服を用意する
  • 便意の有無や便の性状を調べる
  • 定期的にトイレへの誘導を試みる
  • 周りへの配慮と共に、要援助者には常に声かけをして安心感を与える
  • 医師に相談して失禁の原因を確かめる

【排尿時における失敗】

  • 病状の変化による失敗の可能性もあるので、医師などに相談して対応を検討する
  • 自己導尿の習熟度が低い場合があるので、要援助者と相談しながら失敗しないやり方を教える
  • 認知障害があるために要援助者が失敗を自覚していない場合があるので、よく確かめて他者による導尿に切り替えることを検討する
  • 尿意がないために要援助者が失敗を自覚していない場合があるので、よく確かめて定時導尿を検討する

【排尿による感染の危険性】

  • 清潔を保つために、自己導尿時の消毒やカテーテルの取り扱い方について定期的に指導する
  • 使用しているカテーテルの消毒を確認し、交換時期を調べる
  • 熱感の有無に注意する
  • 尿の色・におい・浮遊物などを確認する
  • 飲水の励行に努める
  • 清潔を保つために、導尿時の消毒やカテーテルの取扱い方に気をつける
  • 排尿パターンを知ることで導尿回数を減らすように努力する

【排尿による心理的な問題】

  • カーテン、つい立てなどを用意し、要援助者のプライバシーを確保する

【留置カテーテル使用による感染の危険性】

  • カーテン、つい立てなどを用意し、要援助者のプライバシーを確保する
  • 1日の尿量を確保する
  • 飲水を励行する
  • 留置カテーテルからの尿の流出状態を観察する
  • 腹部を観察する
  • 浮腫の有無を観察する
  • カテーテルのルートを確認する
  • 尿の色・におい・浮遊物、血尿などを確認する
  • 定期的に膀胱洗浄を行う
  • ランニングチューブ内の沈殿物に注意する
  • 毎日尿道口を消毒し、その際に尿道口からの滲出物、膿、血液、などに注意する
  • 定期的にカテーテルを交換する
  • 留置カテーテルからの離脱について医師などと相談する

【留置カテーテル使用時の事故の可能性】

  • 留置カテーテルを大腿部にテープで常に固定するなどして、体位交換時引っ張り事故などを起こさないよう注意する
  • 留置カテーテルを着衣動作の邪魔にならないよう固定し、引っ張り事故などを起こさないように注意する
  • 留置カテーテルがしっかり固定されているか確認する
  • 皮膚のトラブル防止のため、カテーテルの固定場所はいつも同一にせず、時々変更する

【おむつ使用による衛生上の問題】

  • 定時交換にこだわらず、頻繁におむつを確認し、常に清潔を保つ
  • おむつ交換の際に皮膚の状態を確認する
  • トイレへ定期的に誘導する

【おむつ使用による尊厳の問題】

  • 要援助者の排尿・排便リズムを把握し、排尿・排便誘導を行う
  • おむつの枚数を減らしたり、パッドに切り替えたりしながら「ぬれてませんね」などと言って安心感と自身を持たせて、おむつ離脱の意欲をわかせる
  • 昼間はおむつを外し、夜間だけおむつを着けるなど、おむつをしている時間を徐々に短縮していく
  • 「おやつですよ。その前にトイレに行っておきましょうか」など、ベッドで排泄するのではなく離床して排泄することを促す
  • ポータブルトイレで成功した時は褒める、あるいは失敗した時は気にしないように励ましの声かけをする
  • 個人の尊厳にかかわる問題なので、周囲への配慮も忘れないように注意する

【便秘】

  • 座位をとったり、体を動かしたり、繊維質の多い食物をとったりして排便を促すようにする
  • 便座に座った時、少し前かがみになってもらい腹圧をかけて排便を促す
  • 入浴の後は排便しやすいので、下腹部のマッサージで排便を促してみる
  • トイレが遠いと、便意を催してもすぐに排泄できずに便秘が遷延することもあるので、ポータブルトイレの設置を検討する
  • 食前に水や牛乳を飲んで、胃腸を刺激して排便を促す
  • トイレへ行く機会を逃してしまうと便意が遠のいてしまうことがあるので、要援助者の排便パターンを把握し、少し前に声かけをして排便を促す
  • 便秘がひどい場合は、医師に相談する

【下痢】

  • 便の性状・回数、腹部症状を観察する
  • 脱水状態にならぬように、水分の適度な補給を心がける
  • 消化の良いものを少量ずつ摂取するなど、食事に配慮する
  • お腹を冷やさぬように気をつける
  • 精神的にいら立たせないように気をつける
  • 冷たい飲み物を避けるようにアドバイスする
  • よく噛んで食べるようにアドバイスする
  • 皮膚の清潔を保つ
  • 下痢がひどい場合は、医師に相談する

【血便】

  • 便潜血の原因検索のため、医療機関への受診を勧める

【下剤使用】

  • 排便コントロールが適正にできるよう、繊維質の多い食事を工夫する
  • 水分が不足していないか確かめる
  • 腸管運動が障害されるような疾患の有無について、医師に相談する
  • 体操したり、できるだけ歩くようにしたり、入浴時に腹部を円を描くようにマッサージしたりするなど、腸管運動を促進しる非薬物的な方法を工夫する

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